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自死という生き方―覚悟して逝った哲学者 価格: 1,890円 レビュー評価:3.5 レビュー数:17 死を受容するのか、未練をもって意思的に生き続けようと思うべきなのかは難しい問題です。
以前に「命のバトン」というテレビドラマについて書きましたが、小林稔次が演じる主人公は手術をすれば直る可能性のある疾患を抱えながら、死を受容して手術を拒否します。
祖父と孫娘といってもいいくらいの年齢差がありながら奇妙な友情を持つヒロインの南沢奈央(こっちが主人公なのかな?)は「生きる意欲を持つべきだ!」といいますが、小林稔次の幼馴染み伊東四郎は、「死を受容するのも、生に未練をもって生きようとするのも本人の選択で、アイツがどちらを選ぼうがオレはその意思を尊重 |
怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり 価格: 2,310円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 平易な文体で書かれていて、温かさすら感じる雰囲気の本です。怒りを爆発させる子どもと向き合い、家庭や学校という現場で苦しんでいる人たちも、苦しまず安心して読める本です。
子どもの感情の育ちについて、「解離」と「ネガティヴな感情の社会化」という2つのキーワードで一貫して説明がなされています。
また、教室での教師の子どもへのかかわり方、保護者会での成功例・失敗例、家庭での親のかかわり方など、シナリオ風に書かれているので、大変分かりやすくなっています。 |
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」 価格: 2,500円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 NHK交響楽団にとって、デュトワ、そしてアシュケナージを音楽監督に迎えたことは、非常に意義がが大きかったと思う。とくにドイツ・オーストリアものに重きを置いていたこのオーケストラが、より多様なジャンルにおいても、その適性を示したことが貴重だ。しかも、両指揮者とも世界的なレーベルであるデッカとのつながりがあり、このレーベルからNHK交響楽団の名でアルバムをリリースできたことは慶賀の至りだと思う。(そして、楽曲がデュトワの場合プロコフィエフであり、アシュケナージの場合、本盤を含めたショスタコーヴィチの3曲である!)
ショスタコーヴィチの交響曲第14番は「死者の歌」の副題が |
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いいんだよ 価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 レビューを書く気は無かった。 彼の著書を読み、講演会に参加し直接言葉を交わした中で感じた事を拙い言葉で表す事は逆効果であると思ったからだ。
彼は自分の無力さを本当の意味で知っている人なのだろう。そして、そんな自分を歯痒く思っているに違いない。 全ての子供達を救う事等出来はしない…それでも何もしないよりはいい...。 例え偽善や欺瞞だと罵られてもいい...。 一人でも多くの子供達に自分の出来る何かを残せるなら...。
そう、彼は考えたに違いない。 彼の背中にはいつも無力感と孤独を感じる。 |
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不登校を解決する条件―中・高生を中心に 価格: 1,680円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 不登校の実際の体験を列記し、4つのキーワードにより、複雑な中・高生の不登校を的確に説明している。
私自身、小学校から不登校の子供を抱えていたが、賛同できる内容。
複雑な中・高生の不登校の解決に向けた条件も理解しやすい。 |
ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫) 価格: 600円 レビュー評価:4.0 レビュー数:14 この作品が書かれた2002年頃と今とでは、とくにひきこもりが問題となる年頃の人々を取り巻く状況は一変した。時代は変わった。「ひとりの時間をもつこと」はやはり正しかったのだ、と多くの人たちが本書からパワーをもらったはずだが、この状況下ではどうなのだろう。新たな意見を聞かせてもらいたい |